201505 of 和やす子公式サイト




2015年5月


このころの出来事
・ノーベル平和賞にパキスタンの少女マララさん
・テニスの錦織圭選手、世界ランク4位
・戦後70年 天皇皇后両陛下パラオ慰霊の旅
・北陸新幹線開通

2015年5月

 今年のチラシも大塚直美さんのデザインがとても素敵です。写真は昨年のコンサートの時にカメラマンの渡辺久美さんが撮ってくれたものです。
静止写真は、カメラマンの注文に一瞬応えていれば、何とかなるのですが、動画はありのままが出てしまうので、あとから見るとガマガエルさながら脂汗が出てきます。

 年とともに容姿が変化していくのは仕方がないのですが、歌にはいい意味で年を重ねたいと思います。いわゆる味のあるうたが歌えるようになっていきたいと切に願っています。

 昔、フラメンコの舞台を見たことがあるのですが、ウェストがくびれた若い踊り子がスピードのある、キレのある踊りを踊っていて、それは素晴らしいものでした。
 そのあとに、ウェストのないズドンとした体形の、いかにもベテランの踊り子が出てきて踊ったのですが、それが若い踊り子とはまた別の踊りで素晴らしく感動しました。
表面はゆったりとした動きなのですが、体の中にフラメンコ独特の激しいリズムを刻んでいるのが分かるのです。若い踊り子にない表現力に圧倒されました。年を重ねるということは若さとは違った表現ができるということだと痛感しました。

 私のコンサートでは、シャンソンにしてもラテンにしても古い歌を歌っています。いわゆる懐メロに分類されるような歌です。古くても、歌い継がれてきた歌には、歌い継がれるだけの良さがあると思います。
 そして、同じ歌でも、年を重ねていくと、段々その表現が変わって行くことを実感しています。以前はこう歌っていたけど、今度歌ってみたら、こっちのほうがいいような気がしてきたと、変わっていくのです。
 その変化を自分でも楽しんでいますし、歌うことの奥深さも感じます。

 今回の挑戦は「Time to say good bye」です。まだ、声が出るうちに挑戦しておきたいと思いました。日本の古い歌で「ゴンドラの唄」や「竹田の子守唄」もプログラムにいれました。いつもの通り、種々雑多なプログラムですが、ひとつでもお気に召していただければ嬉しく思います。 

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